椎間板症

椎間板ヘルニアや脊椎分離症を青壮年の病気とすると、骨粗鬆症とこの変形性脊椎症は、 高齢者の病気といえます。骨粗鬆症はおばあさんの病気、変形性脊椎症はおじいさんの病気と思ってよいでしょう。

原因

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と踵(かかと)の骨をつなぐ太い腱です。腱は筋肉 と比べると血液の流れが悪いところで、老化も進みやすいため、体重が急に増えたり、 運動が過ぎたりして過度の負担がかかると、炎症をおこして痛みが出やすいところです。

症状

一般に脊柱は軽い円背となり、脊柱のそり返り運動が制限され、腰背部痛、疲労感がおこります。初期のうちは、起床時や長時間腰かけつづけた後に、からだがこわばったようになり、そして、あえてからだを動かすと痛みを感じます。しかし、特徴的なこと は、軽く運動しているうちに、あるいは少しずつ仕事をしているうちに、この痛みは消失してしまうことです。

以上のような症状が、天候の影響や労働などで増強し、安静によって軽快するといったことがくり返されます。骨棘ができる場所によっては、神経根が刺激されて、坐骨神経痛が出ることがあります。

診断

エックス線写真で、椎体の骨棘形成が年齢不相応に早期に、また高度に現われ、 かつ痛み、その他の臨床症状の現われたときに、はじめて病的なものとされます。したが って、骨棘の大きさと症状の強さとは、かならずしも一致しません。

治療

痛みの強いときは、安静、臥位がすすめられ、鎮痛消炎薬、筋弛緩薬などが使われます。神経根の刺激症状があるものには、硬膜外ブロックを週に一度、3~4回を限度と して行なうこともあります。極超短波の照射、背筋のマッサージ、入浴は痛みをやわらげます。痛みがつづくときには、コルセットの装着もよいでしょう。

●生活上の注意と体操療法

痛みが軽くなれば、腰痛症のところで述べたように日常正しい姿勢や動作、正しい腹筋強化訓練、柔軟体操、体重減少を心がけることが大切です。しかし、変形性脊椎症は高齢者に多いことから、体操療法は適切に行なわれないと、かえって症状を悪化させるおそれがあります。また、長期間つづけなければ効果は期待できません