キーンベック病

手関節の近くには、8個の小さな骨(手根骨)があります。このなかの月状骨という骨が、なんらかの原因で血行障害をひきおこし無腐性壊死(細菌感染によらない壊死)となり、つぶれてしまう病気です。青壮年男性に多く、手関節を酷使する大工、鍛冶屋などに発生することから、くり返して生じた小外傷が病因とも考えられています。

症状・診断

手関節の運動痛、運動制限、月状骨部の腫脹と圧痛が特徴です。エックス線写真で骨壊死の像がみられます。

治療

一般的に1年から数年の間に症状は消退し、ほとんど後遺症なしに治るものです。しかし、一定期間ギプス固定と装具固定、また仕事の制限が必要なので、早期職場復帰の目的で手術療法が行なわれることもあります。