ばね指

指の使いすぎが原因で、指の付け根のところで、指を屈曲させる腱が紡錘形に腫脹したり、その腱をとりまく靱帯性腱鞘が肥厚したりして、腱の正常な活動性が失われ、 指の曲げのばしがスムーズにいかなくなる病気です。乳幼児では、おや指に多く発生しますが、成人では中年以後の女性に多く、おや指、なか指、くすり指に好発します。

症状・診断

曲げた指をのばすとき、一定の角度までしかのびなくなり、外から力を加えると、瞬間的にのびますが、のびた状態や曲がった状態に固定されてしまうこともあります。手のひら側の指の付け根の部分に、指の曲げのばしで痛みと弾撥を感じ、その部位に圧痛と腫瘤がみられます。

治療

ごく軽い場合は、放置してもしぜんに治ることもありますが、肥厚した腱鞘の内と外への副腎皮質ステロイド薬と局所麻酔薬の注射が有効です。 副腎皮質ステロイド薬の注射を、1週ごとに2~3回くり返しても効果がなく、指を曲 げたり伸ばしたりする時に痛みとひっかかりが続くような場合は、手術がすすめられます。手術は局所麻酔でできるので入院の必要はありません。危険も少なく、効果も確実です。